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見送りの巻

  ── 血液検査を行った結果、トムさんには慢性腎臓疾患の初期症状があり、歯石取り(全身麻酔)は見送りとなりました。



血液検査結果
検査項目 (単位)基準値
(猫)
検査結果
2006/
2/12
2007/
2/22
2009/
3/19
2009/
12/12
GPT (ALT) (U/I)肝酵素〜5039885236
ALP (U/I)アルカリフォスファターゼ〜100<50<50<50<50
Cre (mg/dl)クレアチニン0.5〜1.81.11.61.72.0
BUN (mg/dl)尿素窒素7〜2510152038
IP (mg/dl)無機リン2.5〜5.0


3.4
Glu (mg/dl)グルコース75〜13012410511089
PCV (%)血球容積比30〜454239.53132
II黄疸指数<4<4<4<4<4
TP (g/dl)総蛋白6.0〜9.06.07.57.06.0
Na (mmol/l)ナトリウム144〜160154153154153
Ca (mmol/l)カリウム3.5〜5.54.13.63.54.4
CL (mmol/l)クロール100〜122115112118114


  ── クレアチニン・尿素窒素の値が、いずれも基準値オーバー。全身麻酔を打つにはリスクが大きいということで、歯石取りは見送りに。前にも書いたけど歯石は溜まってはいるものの、すぐに取らないといけない・食欲に影響が表れるというほどのものではなく、食欲がないのは腎臓が悪いせいでしょうとのこと。猫さんの腎臓は、ニンゲンなんぞより高性能、つまり体内の余分なものを排出する能力に長けていて、ただその分、年を取ってくるにつれて疾患が現れてくる場合も多いとのこと。けど、トムさんの場合はまだ7歳10ヶ月だし、ちょっと早いと。ただ、追加で検査した無機リンの値は基準値内ということで、少し安心(さらに症状が進むと、この値も高くなるとのこと)。



尿検査結果
2007/
3/3
2007/
3/22
2007/
3/29
2007/
4/7
2009/
5/12
2009/
12/12



色調結石


薄い普通普通
尿比重1.0361.0521.030
PH (6.5以下)7.06.56.86.56.5
蛋白質結石

(以降同)

++
ブドウ糖
ケトン体
ビリルビン
潜血
ウロビリノーゲン
尿




赤血球
白血球
上皮細胞
結晶成分
円柱
その他脂肪滴脂肪滴脂肪滴
※顕微鏡にて



  ── 念のため、尿検査もあわせて実施。尿比重の値は、高めながらも基準値内。つまり、尿は濃いめ。逆に言えば、腎臓はまだそんなに悪くなっていないということで。これが、薄く(値が低く)なっていた場合は、腎臓疾患処方食を食べないといけなかった(つまり、手作りごはんもあげることが出来なくなるところだった!)んだけど、今回はとりあえず、食事はそのまま。また一ヶ月後に検査をするということに。




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  ── 今回の一件で、院長せんせーから「よく、腎臓が悪いと気づかれましたね」と言われたけど、別にわしが気づいたわけじゃないんだよな。食欲がない→院長せんせーに相談→歯石がたまっていること発見→悩んだ末、歯石取りを決断→麻酔に耐えられるか確認するため、血液検査実施→腎臓が悪いこと発見…となったわけで。でも、まず最初に食欲がないということに気づかなければ、腎臓のことに気づくこともなかった。そういう点では、やっぱり毎日のチェックは大切だね。食事の量や体重を記録するのって、そもそもこのブログを書くためにやり始めたようなものだけど、それがこんなに役に立ってるんだなあ。続けてよかった。





きょうのびょういん代:

血液検査料6,000円
尿検査料1,000円
─────
7,000円





きょうのたいじゅう:どうぶつびょういんのせいかくなハカリで 3.28kg にゃのら!
きょうのばくだん :レモン大 2かたまり
きょうのかりんとう:0かたまり
花王ニャンとも清潔トイレ :シート半分取り替え
きょうのごはん  :ロイヤルカナン pHコントロール パウチ 100g
手作りごはん(鶏モモ・ジャガイモ・ブロッコリー・ニンジン)75g
きょうのおくすり :オーグメンチン125 1錠



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