減感作療法
── 今日は、いつもの病院に皮膚/アレルギー専門の先生がきてくれるというので、トムさんを連れて診てもらった。まずは、血液を検査してもらう。
検査項目 (単位) | 正常値(猫) | 検査結果 | ||
2006/2/12 | 2007/2/22 | |||
GPT (ALT) (U/I) | 肝酵素 | 〜50 | 39 | 88 |
ALP (U/I) | アルカリフォスファターゼ | 〜100 | 50未満 | 50未満 |
Cre (mg/dl) | クレアチニン | 0.5〜1.8 | 1.1 | 1.6 |
BUN (mg/dl) | 尿素窒素 | 7〜25 | 10 | 15 |
Glu (mg/dl) | グルコース | 75〜130 | 124 | 105 |
PCV (%) | 血球容積比 | 30〜45 | 42 | 39.5 |
II | 黄疸指数 | 4未満 | 4未満 | 4未満 |
TP (g/dl) | 総蛋白 | 6.0〜9.0 | 6.0 | 7.5 |
Na (mmol/l) | ナトリウム | 144〜160 | 154 | 153 |
Ca (mmol/l) | カリウム | 3.5〜5.5 | 4.1 | 3.6 |
CL (mmol/l) | クロール | 100〜122 | 115 | 112 |
── 前回検査してもらってから、ちょうど1年。肝酵素の値が、正常値を超えてしまっており、長年のステロイド服用による悪影響が出てしまっている。
── そもそも、ステロイドというのは、症状を抑えるためのものであり、長々と使い続けるものではない。いつもの先生も出来る限り減らそうとはしてくれていたのじゃが、トムさんの症状があまり良くならないので、使わざるを得なかったという点があったようだ。
── つぎに、今回症状がひどくなっていた左ワキのカサブタをはがし、そこから出ている血を検査。好酸球が検出。慢性アレルギーの元と言える細胞でもあり、出ては消え、出ては消える、トムさんのカサブタがアレルギーであることが分かる。
── ここで、先生から、「アレルギーの原因が何か、知りたくありませんか?」と聞かれる。わしの返事は、もちろん「はい!」じゃった。血清を取ってしかるべき機関に送れば、92項目の中から何がトムさんのアレルギーの原因となっているかを調べられるのだ(これ!と特定まではできないそうじゃが)。それらを完全に断つ生活が出来るようであればそれで対処(例えば、食べ物を制限して、Tシャツのようなものを着けるとか、体は濡れタオルで拭き、そのタオルは外には干さないようにするとか...)。さらに、「オプションとして」減感作療法という手段もあり、減感作治療薬 ── つまり、アレルギーの原因となっている物質のエキスを少しずつ量を増やしながら注射していき、体を慣れさせていくという形をとることも出来る。もちろん、すぐに効果が出るというものでもなく、治療には長い期間を必要とするそうで、ちなみに、注射するとなった場合は、そのための薬は完全にトムさん専用となり、オーダーメイドで作ってもらって、それを個人輸入する形となるとのことだ。
── 心配となるのはやはり費用じゃが、検査で25,000円、さらに薬が必要となった場合は30,000円程度が必要(病院で注射してもらう際、1回につき別途1,000円が請求される)となるそうだ。
あ〜〜、ひさしぶりのミミカキはキモチいいにゃあ〜ん
── どうせ、いつもの治療にしたって、20日で3千円づつかかってしまうし、長年ステロイドを投与した結果、体がボロボロになって、糖尿病などになってしまうかもしれん。だったら、最初はちょっと高いかもしれんが、やった方が良いじゃろう。
── まずは、アレルギー検査を受けることにし、前述の血液検査、血清検査、それでもすぐにはやめられないステロイド、いつものダーマキャップ、アレルギー先生の診察代などなどで、38,500円も請求されてしまった。財布にそんな大金が入っているはずもなく、魔法のカードも使えなかったので、窓口にその旨を告げ、わしは銀行へと向かった。
── 生放送中
── 本日の放送は終了しました。
きょうのたいじゅう:どうぶつびょういんのせいかくなハカリで 3.96kg にゃのら!
きょうのばくだん:2かたまり
きょうのかりんとう:1かたまり
きょうのごはん:WALTHAM セレクトプロテイン カペリン&タピオカ 40g
きょうののみぐすり:今日は無し
きょうのぬりぐすり:プロトピック軟膏0.1% (患部の回りに)
サプリメント:ダーマキャップ 1粒
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やっぱり、トムさんのお父さんは
いいお父さんだ。
うん。
今年は車検もあるし、保険料ももうすぐだし、はぁ.......貯金おろすか
今日は、0:00頃終了予定です。
おやすみにゃさい
なんというか、淡々と書いてあるけど
トムあきさんの愛情をひしひしと感じます。
> 淡々
いやいや、先生に聞いたことを忘れないように、覚えている出来る限りの情報を詰め込んだんですけどね。
だから長い。