── 減感作療法の注射、35回目(435日目)／1.0ml (60W/V)。ムーンカラーを着けたせいで、いつものカゴに入らなくなったトムさん。びょういんに出かける前に、まずはペットショップへ車を走らせ、猫さん用のリードを購入。ついでに、ビターアップルが売られているのも確認。後で、院長せんせーからのお許しが得られたら、買いにまた来よう。なんてことを思いつつ、家にいったん戻って、トムさんにリードを装着。

にゃあ〜ん

　 ── あんがい、似合うじゃん。ウキウキしながら、リード付きトムさんと共に、いざびょういんへ。うーん、やっぱり直で車に載せると、抜け毛が大変。こりゃ、あとで掃除が大変だ。びょういんに着くと、院長せんせーが一言。「着けられちゃいましたかー。」ハゲが多くなってきたので、シングレアチュアブル5に加えて、以前も飲んでたラリキシンも処方。さらには、三週間毎に注射している減感作療法の治療薬も、残り少なくなったので、新しく注文。代金の支払いは、次回ということで。前回注文したのと同じ金額であれば、16,000円のはず。薬価改定してないだろうなー。ここで、気になっていたことを聞いてみる。「ビターアップルって、あるじゃないですか。」「はいはい。」「ナメさせないように、塗ってみようかなと思うんですけど、大丈夫でしょうか？」「ああ、いいんじゃないですかね。ウチのりょうちゃん（犬さん）はね、女房がね、おっぱいをやめさせる時に、ワサビを塗ったんですよ。そしたら、いっぺんで『ゲェッ』ってなって、やめちゃったですよ。」「わはは、そうですか。塗るのは、問題ないですかね。」「ええ、問題ないと思いますよ。ただ、塗ってもナメちゃう子いますから、そこは注意してください。」というわけで、一安心。

　 ── そんなこんなで、トムさんを連れ、びょういんの駐車場へ。「とりあえず、一安心だねー。後で、にがーいのをつけてあげるからねー。ひひひ。覚悟してやー。」「にゃあ〜ん。」なんて会話をしつつ、リードを引いて、トムさんを歩かせてたら、（とことことこ）と、トムさん車の下へ。「おいおいおい、そっちは危ない。」しかし、トムさんそんな言葉には耳もくれず、ずいずいずいとリードを引っ張り、車の下へもぐり込む。「ちょちょちょ、ちょっと待ったー！」完全に、もぐってしまった。でもまあ、リードがあるから大丈夫だろう。なんて思ってたら、リードがタイヤに引っかかる。それに気がついたトムさん、ぐいっと体を引っぱり、リードをカラーもろとも外してしまった。大変だ大変だ、逃げないようにしなくては。「トムさーん。トムさーん。」他に人もいない中、車の中をのぞき込んで、あっちへウロウロ、こっちへウロウロ。完璧にアヤシい人だ。なんとか手を伸ばして、体をつかむ。しかし、なかなか引っ張りだすことが出来ない。「トムさん、カラーがないからって、体ナメるなよー。」幸いなことに、ナメることはなかった。捕まらないように必死になってるから、それどころじゃ、ないのじゃろう。「よいしょっと、ひぃぃぃぃぃぃぃぃ。」やっとのことで、トムさんを引っ張りだし、車に載せて、家路へと急ぐ。ぶろろろろ。「ふー。トムさん、着いたね。じゃあ、わしはまた出かけてくるから。」

（車の下にもぐった時の写真は無し、それどころじゃなかったもの）

にゃにこれ？

　 ── で、最初の店に戻って、ビターアップル（ダバー）を購入。トムさん、これから起きること分かってるのかー？

　 ── 上から、見た図。スポンジになってて、中の液がココからしみ出してくる。といっても、下の部分をしぼっても、液が出ることはなく、スポンジ部が押し込まれた時、つまりどこか塗りたい部分に押し付けた時にのみ、液が出るような構造になっている。この写真を撮った時は、まだ液がスポンジに滲みてなかった状態。

　 ── いきなりカラーを外して、背中などに塗るのはリスクが大きそう。なので、まずはヒザに塗ってみることに。これで大丈夫なら、他のハゲた部分にも塗って、カラーを外してみよう。ぬりぬり.....。うーん、なんとなく、病室を思わせるニオイが....。さて、どうなることやら。

にゃあ〜ん

きょうのびょういん代：

きょうのたいじゅう：どうぶつびょういんのせいかくなハカリで 3.70kg にゃのら！
きょうのばくだん　：レモン大 2かたまり
きょうのかりんとう：1かたまり
きょうのごはん：WALTHAM pHコントロール トレイ 230g
きょうのおくすり　：シングレアチュアブル5 1/6錠＋ラリキシン 1/2錠