ねこのきもちのようなもの 第二部 (4)
そいつは、他の猫たちとは明らかに違っていた。
初めてわしの前に姿を表した時もそうだったが、メシに困っている(ようにわしには見えた)。だったら、その面倒ぐらいは、みてやろうか ── そういう気に、わしはなっていた。キャットフードを持って、スーパーのレジに並んだのも、それが理由だった。
「そいつ」は、次の日もきた。「にゃうぅ〜ん、あうぅ〜ん」と鳴き、なにやらねだるような仕草を見せる。買ってきたキャットフードを皿に入れて出してやった。だが、しばらく匂いを嗅ぎはしたものの、口をつけることはない。(こういうものは食わんのかのぉ) そうは言っても、他に猫に食えるようなものはない。そいつは、少しの間その場に座り、やがて窓からトコトコと出て行った。
(ひょっとしたら、今はそんなにお腹が空いてなかったのかもしれん) そう思ったわしは、キャットフードの入った皿を、開けっ放しの窓から入ってすぐの場所に置いておくことにした。 ── 翌朝、皿を見るとキャットフードはなくなっていた。
その日の晩も、そいつはやってきた。
キャットフードを出してやると、味を覚えたのだろうか、匂いをかいで確かめることもなく、一目散に食いついた。食べ終わると、そいつは部屋の中を探検し始めた。ひとしきり歩き回り、そいつはオーディオセットのスピーカーの裏で腰を下ろした。どうやら、そこがお気に入りのようだ。(こういう動物は、せまい場所が好きなんかな) そんなことを思いながら、わしはそいつを相手にすることもなく、しばらくそのまま時間を過ごした。
寝る時刻になっても、そいつはまだそこにいた。「もう寝るぞ。」しかし、動く様子がない。まぁ、どうせいつも窓は開けっぱなしだし、出て行きたくなれば勝手に出て行くだろう。そう思ったわしは、そのまま布団を敷いて寝た。
朝になると姿を消し、夜になるとやってくる ── そういう日が続いた。しばらくすると、そいつは、わしのヒザの上でくつろぐようになった。そのまま寝てしまうこともあったので、(トイレに行きたいなぁ)と思いながら、我慢することもしばしばだった(結局は、「ちょっとトイレへ行かせておくれ」と言いながら、どかせるのだが)。
そして、何日か経ったある日のこと ── 。
だから、ワシの話をしろと言っとるのに
きょうのたいじゅう:3.6kg
きょうのSHIKKO:2かたまり
きょうのUNKO:2かたまり
きょうのごはん:70g
きょうのおくすり:プレドニゾロン 1/2錠
きょうのサプリメント:ダーマキャップ 1粒
きょうのげろっぱ:1つ
一日分70gが、12時間経過でこのありさま…。良いのか、トムさん。
まさか、ハムスターみたいに口にくわえて巣に持って行ってるとか……、それはないか。
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続きキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
が、なんて終わり方だwww
明日も来るぞヽ(`Д´)ノ
トムさん、ちっと我慢してくれw
つづきキタコレ
と思ったら明日もワクテカ
この物語はきっとトムさんの今日の日に繋がるに違いない
いつの日か
これはアレだね。
「押し掛け女房自慢」俺ってモテモテ〜♪
それはともかく早う続きを。
トムさん、ひくわよー!!!(「続く」の意)
どうなるのかな?楽しみ。
「…ある日のこと…ぉ?」
う"~気になるぅ~
続きをたのしみにまってまーす。
いいな~こんなにモテモテなぬこ人生(*´Д`)うらやましいよー