アニメ版　ガラスの仮面・第21話「助演女優賞候補!!」

●アニメ版「ガラスの仮面」れびゅう　　　●表紙
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この作品をDVDで見ることが出来ます！　「ガラスの仮面」TVシリーズ　1～23話完全収録
特典：マヤの台詞にあなたがチャレンジ！台詞無し劇中劇「嵐が丘」、番組予告、解説書など

　ガラスのように　
　もろくこわれやすい仮面　
　人は素顔を隠して　
　それをかぶる　

第21話　助演女優賞候補!!
　
～ぐわっし～

　「ちわーっ、お届け物でーす！」

　さて今回は、マヤ演じるところの「奇跡の人」から始まります。

　「奇跡は起きる物ではなく、起こす物です。」

　前日の亜弓さんはヘレンとして完璧な演技を見せてくれましたが、いったいマヤはどんな演技を見せてくれるんでしょう？

　「不思議だ…、あの子のそばに闇が見える。」

　なるほど。
　舞台の影から見守っていた桜小路さんはどうでしょうか？

　「マヤちゃん…、すごい、すっごぉーいよ…！」

　どうやら、ホントにすごいようですね。
　なにしろ、歌子さんは舞台の上でマヤに振り回されて汗まみれ、撮影していたカメラマンもフィルムを切らす有様ですから。
　しかし、プロのカメラマンたるものが、フィルムを切らしてはイカンと思いますねぇ。

　「ちゅう！」

　「紫のバラの人…、そして母さん！　見てて下さい、聞こえますか？　この拍手の音が？」

　「聞こえる、聞こえる…。拍手の音が…。」

　その頃、春さんは行き倒れになっている所を長野県の療養所に収容されてました。
　その時の栄養失調のせいで、すでに目が見えなくなっていたそうで、なんとも痛ましいもんです。
　そんな春さんが大事に持っているのは、マヤの事が掲載されていた雑誌の切り抜き。
　もう、ボロボロになってしまって、見分けもつかないけれど、春さんにとっては大事なモンなんですね。

　そんなこんなで「奇跡の人」も千秋楽。
　カーテンコールで舞台に投げ入れられた紫のバラにマヤちゃんは狂喜乱舞。
　化粧も落とさずに、ロビーに出て紫のバラの人を捜し始めたから、さあ大変。
　「きゃあ、ヘレンの子よ」「サインして」なんて取り囲まれる始末。
　「ちょっと、通して下さい。誰か、このバラを投げた人を…。」なんて言ったって誰も聞いてやくれない、そりゃそうだ。
　そうこうしている内に、マヤちゃん、柱（でいいんですか？　なんて言うんでしょ、アレ）にぶつかってしまい、あわやその下敷きに！
　まったく、ちょっとぶつかっただけで、倒れてしまうとは！
　大都劇場も、しょぼい工事をなさる所じゃて…。
　しかし、それを見た大都芸能（先々週から）若返り社長、すかさず自らの体を呈して自分の所の女優を守る！
　商品に傷が付いちゃマズイもんね、うんうん。
　それに今やマヤちゃん、助演女優賞候補だもんね、ホント大事な商品だ。
　だ～から、三流芸能プロのスカウトマンからも守ってくれるんだ、う～ん、親切な、お・ひ・と！
　しかし、なんじゃて。
　真澄さんの声も聞き慣れてくると、今の方がええなぁ、若々しくて。
　最初っから、この人（森功至さん）でやっとけば良かったのかなぁ～？

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