文庫本17巻 P.32〜P.37
[背景]
二人の王女を終えたマヤのもとに差出人の名前のない封筒が届く。中身は、舞台劇「アンア・カレーニナ」の招待券だった。不審に思いながらも、席に座ったマヤ。なんと、その隣に座ったのは速水真澄だった。
[物語]
原作は、トルストイ。
政府要人の妻として、息子をもうけ幸せに暮らす、アンナ。
アンナは遊びに行った兄夫婦の家で、青年将校であるアレクセイと運命的な出会いをする。激しい恋に落ちるアンナとアレクセイ。やがて、その不倫は周囲に知れ渡ることとなり、後を追われるようにしてアンナは息子を置いたまま、家を出ていく。そして、アレクセイも軍人としての地位を捨てることに。
しかし、軍での生活が忘れられないアレクセイはトルコとの戦争に志願兵として参加することを決意する。行かないでと哀願するアンナ。
アンナは、アレクセイを追って志願兵達が出発するモスクワまでやって来る。しかし、軍人に戻ったことを誇りに思うアレクセイを影から見て、もう幸せな日々が戻らないことを自覚したアンナは列車へ飛び込んで自殺してしまう…。
参考:「アンナ・カレーニナ」'35年アメリカ・MGM映画
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